MOTOYANの野球教室 その3 スポーツ理論と野球 練習を前に @勝利を目指すことは時間との戦いでもある。(上を目指せば目指すほど) 得られる効果 失う代償 楽しさ,心地よい汗 苦痛・冷や汗 勝利での友情 嫉妬や憎しみ 感動が大きくなる A〔全力=集中力〕 ☆――――全力を出しきることは集中力をも養うことになる。 いい加減な練習ならしない方がいい。→人を何事からも散漫にする。 ・何気ない動きでも必ず課題を持ってやる ―――実践に役立ち ・動くからにはただこなすだけではなく考えた動きを 未来にもつながる B失敗はかまわないが繰り返しはいけない。 ☆しくじりを恐れず、あやまりの一つ一つを糧にする。 C楽しくプレーするということは同時に辛いことも味わうこともある。 D流した汗を信じる→辛い単調な練習の連続 ☆練習の方がきつかった分試合では不安はない。伸び伸びとやれる。 単調な繰り返しが生きる。 ☆体力が向上 体が思った以上に動く 心の変化 自分の体が新しい力を備えていたことを実感する さらなる意欲を生み、希望に変えていく。 E今の自分の力を以前の負けた時の力と考える事はない。 (この時点での自分の力を信じ、のびのびとやる。) ・努力を忘れず行えば、自信が沸いてくる。 考え方 全 力 = 集中力 ☆何気ない動きでも、必ず意識をもってやる。 〔ただこなす動きではなく,考えた動き〕…必ず実践に役立つ。 @ 情熱が明日には自分を育ててくれる。情熱を失ってはいけない。 ☆強い相手とやれる喜びを自分の意欲に変えてこそ情熱だ。 ☆勝ち続けるということは、負けることより辛い道。いやなら優勝! ☆グランドでは肉体的な力を。フリータイムでは精神的な力を発掘する。 ☆人のクセとかいいところを見分ける感受性とか、記憶は使い方によって、いろいろ自分を助けてくれる。 (相手チームの弱点を見つけるにも、その記憶した着眼点がヒラメキを与えてくれる。) ☆自ら行動を起す精神的な強さ ☆相手が強いのではなく、自分が弱いことに気づく。そして努力する。 硬 直 恐怖心 動ける A自分が本当に出来ることを知ると、やりがいも全く違ってくる。 ☆新しい発見は喜びになる、何も知らなかったからこそ不安が恐れに変わる。 ☆相手を理解できれば、次の目標ってのは自ずと見えてくる。 〔強いからこそ,どんな相手でも倒すために最善を尽くす〕 ☆自分のいいプレーをいかに発揮するか。 (相手の動きに動じない精神力、それがいつも自分を支える) ☆勝ち残るためには、技術もさることながら戦う意志がなければならない。 (一人一人がもっと意欲をもって) ☆自分達が本当に頑張っているのなら、勝った時の喜びは大きい。 (人に頼っていれば喜びは小さい) ☆道を切り開くのは自分の気持ち一つだ。手を抜けばどんどん心に緩みが生まれる。 ☆甘えた練習は身にならない、集中力をもってやる。 A:他人から与えられたもの − 誰かに指示されなければ動けない。 B:自発的に得たもの − 状況に応じて自分の考えで動けるように、力が自体がすでに自分のモノになっている。 どちらが良いのか ☆自ら得た力と、自らのジャッジが勝負を左右する。−自分を信じる。 ☆要は自分の気持ちしだいで、変わる。 優勝をねらうには ☆勝つことの喜びが一つ一つ大きくなっていく 欲望 重荷 楽しさや、心地よい汗を感じる b u t 辛さや厳しさもつきもの ☆勝利を目指す= → 一瞬を大切に 時間との戦いでもある。 いざというときに力がだせる(結果が出せる) ・毎日の練習(100%出そうと思えば150%の努力が必要なのではないか) ・日頃の心構え(判断力・集中力・心の迷い) ・信頼(監督・自分・チーム) ☆誤りの一つ一つを自分の糧とする ・失敗を恐れてはならない。しかし繰り返してはならない。 ・そのプレーに対して考えていない これからのあり方 @目標を高く置く(満足感は落とし穴:まだまだこれからという気持ち) A日々の課題をつくる(精神力と集中力:クリアすることの自信) Bチームワーク(最低9人でやるスポーツ:仲間の絆) C自分がやるという強い気持ち(前向きな姿勢:強い意思) Dイメージトレーニング(頭で想定したり、よい夢を見る) ☆体力・筋力・敏捷性・全身持久力・身体調整能力・柔軟性・技術戦術・精神力 ・経験・チームワーク…どれだけ高めることができるか。 ☆経験でも下記の2つに分けられる。 @知識的経験 ・ルール、技術、戦術などに関する知識を豊富に持つ。 ・日常生活の中でも一般的な教養や知識を積極的に身につける。 A実践的経験 ・数多くの試合を経験する(身体に感じとらせる:ビックゲーム) ・練習量(時間ではなく一人一人の動く量、中身が大事) ・練習の質(限界にチャレンジするような) ・最高と最低の経験(最高のものを見る、聞く、体験する) ケガの時の応急処置(R.I.C.E) 打撲・捻挫・肉離れには @R(Rest)安静 ケガをした後は運動をすぐに中止して、ケガをした部位を動かさないことが、応急処置の鉄則。 AI(Ice)冷却 ケガをした部位を20〜30分間冷やす。冷やすことで(血管を収縮させて)腫れの形成を 最小限に抑えて回りの組織を低温に保ち、ケガの広がりを防ぐ。また炎症、痛み、筋のけいれんを和らげる効果がある。 BC(Compression)圧迫 伸縮性のある包帯等で圧迫する。腫れを抑え、断裂した部分を近づけて固定する。 ☆水泳での効果 水泳は水の抵抗を利用して筋肉を刺激します。しかし、筋肉を高めるほど大きな抵抗をかけることはできません。 (メリット) ・筋耐久力の養成になる。 ・軽いマッサージ効果が期待される。 ・ワールプール(渦流浴)では、筋肉を和らげる効果がある。 最後に、水泳はトレーニングというより、練習やトレーニング後のクールダウンとして活用し、ストレッチングと結びつけて、 行うことで筋肉の手入れとして最大の効果が得られると考えられます。 ☆スピード・トレーニング スピードというのは、筋肉がいかに速く、収縮するかという能力です。スピードをつけるためには筋肉が速く収縮できる条件を 設定してあげます。 (オーバースピード) ・バットスイングを速くするには → 通常より軽いバットで振る。 ・筋肉の収縮スピードを改善するには → 速い収縮を身体に経験させる。 ・スローイングでの腕の振りの速さ → 少し軽めのボールを投げる。 なぜ走るのか すべての競技において、練習内容に「走ること」があります。 競技や目的によって走り方は異なりますが、身体機能上においては走ることは心臓・肺臓の機能を高める上で最も効果があります。 (心臓・肺臓の機能が高いと疲労回復が早くなります) そういう意味でも、歌を歌いながらや声を出してのランニング等も有効であります。 飛距離を伸ばすには バッティングで飛距離を伸ばすには、パワートレーニングを行ないます。 パワー = 力 × スピード 力だけでなく速さが必要 スピードのある動きでなければパワーは生まれません。バットスイングのスピードを速めること、 それも下半身から上半身・腕・バットのヘッドと力を伝達することができなければ、ボールを遠くへ飛ばせません。 肉離れの予防 日頃から筋肉の柔軟性を高めること。柔らかい身体をつくることも肉離れの大切な予防方法です。 ・練習前・後にウォーム・アップやクール・ダウンをきちんとすることで、肉離れの予防や筋疲労を防ぐこともできる。 筋疲労の取り方 練習後のストレッチング、マッサージ、入浴、サウナやエネルギー補給も疲労回復のために大切です。 アイシングをして筋肉を冷やしてやり、その後にストレッチングするという方法も効果があります。 休養を取る意味 筋肉合成はホルモンの分泌が活発な睡眠中など休養時にも行われます。睡眠不足であったり、 毎日休みなくトレーニングを続けると筋肉の修復が追いつかずに筋肉に負荷がかかるので疲労やケガの原因にもなります。 週に一日以上の完全休養日を設けることも筋力を増す上でも大切なのです。 バランスを考えて 筋肉は筋繊維という組織でできています。この筋繊維がトレーニングの負荷によって一時的に壊れます。 しかし、その後十分な休養をとり、筋肉の主原料となるタンパク質を補給すると、 前より強く太い筋肉(筋繊維)に生まれ変わります。 筋 肉<トレーニング→壊れる→休養+栄養→太くなる> そのため、仲間と同じトレーニングをしても伸び悩むと思う人は、食事内容を考えてみましょう。 ヒッティングの確立を伸ばすには ・レベルスイング ・右打者の右手・左打者の左手の強化 現在のバットの品質が向上し、ミートさせるだけで瞬発力のある打球が生まれます。 そのため、中距離打者の養成が容易になり、バットコントロール重視での技術指導が大切となってきています。 速球を投げるには ☆身体の「ひねり」・「しなり」が重要です いかに身体をうまくコントロールして、力とスピードをボールに伝達するかが問題なのです。 バランスのとれた身体とスムーズな投球動作がなければ速球は生まれません。 上半身と下半身のバランスのとれた身体であることが大切です。 瞬発力をつけるには 瞬発力とは、瞬間的に大きな力を出す能力、パワーのことをいい、パワーは力とスピードの積で表されます。 よってスピードを意識したトレーニングによってパワーが生まれます。 ・軽いもので何回も速く繰り返すこともパワーを高める方法。 ・全身を使ったパワー・エクササイズで必要なパワーを身につける。 体脂肪を落とすには 次の組み合わせにより、体脂肪を落とす。 ・食事の問題(バランスよく) ・脂肪が燃焼するようなエアロビクスのエクササイズ ・筋肉をよりシェイプアップする筋力トレーニング アンバランスな食事や高脂肪・高タンパクの食生活が原因で体脂肪がつくことがあります。 とくに朝食がわずかで夕食が非常に量が多くなっている場合は、体調を狂わせます。 夜に摂った栄養物は消化のための活動がなく体内に蓄積され体脂肪として残ります。 ・朝・昼・夜の適量の食事とウエイト・トレーニングを定期的に実施すれば、太ることは 考えられません。(バランスを考えた生活)