ビーチコーミングQ&A

Q1 ビーチコーミングに持っていくべき物はどんなものですか?

A  季節・天候にもよりますが、浜辺にピクニックに行くのと
  同じ準備と下のものを持って行けばよいでしょう。

・帽子:麦わら帽子がベスト。砂浜は夏でなくても照りつけが厳し
    い!熱射病、日射病防止に帽子!
・ノート&筆記用具:基本です。どこで、いつ、何をひろったか。
          覚えておきましょう。
・雨具:浜辺の天候は変わりやすいってことで、おすすめはカッパ。
    傘は両手使えません。
・袋:スーパー等でもらうビニール袋。持つところが付いてる袋は
   必携!浜辺にも落ちていますが、すぐ破れてしまいます。
・カメラ:もって帰れないような物、珍しい物、壊れやすい物等、
     撮ることには不自由しないはず。デジカメなら電池の
     予備を忘れないように。私は、予備の電池を1個、落と
     してしまって不自由しました。
・飲み物:海水は飲めません。必需品です。できるだけ水筒で。
・タオル:汗拭き用、濡れたとき用に。ついつい、足を水につけて
     しまいます。
・絆創膏:漂着物で手や足を切ってしまうこともよくあります。
・靴:暑いからって裸足は無謀。必ずなにか履いて。真夏でなけれ
   ば長靴がベストです。
・軍手:素手でさわるのはあまり賢いとは思えません。貝殻以外は
    軍手を着けて。
・携帯電話:万一の時に命を守ってくれる道具になります。

持っていくと便利なもの(重荷にならない程度に)

・双眼鏡:結構、鳥が多いのでバードウオッチングもできます。
・生物図鑑:テーマ別。
・ルーペ:小さな貝などを見るときに。
・ナイフ:漂着物にはフジツボ等の貝が張り付いてることが多い。
・定規(メジャー):漂着物の長さをはかるときに。
・着替え:汗かくので(シャツくらいは)夏場は水着も。
・携帯ラジオ:津波警報など天気予報は聞き逃さない。

Q2 ビーチコーミングにもっとも適した季節はいつですか?

A 北西の風が強く吹く、冬がもっとも収穫があります。波が高く
 打ち上げられるものが多いし、ソデイカが水温の低さに失神して
 打ち上げられていることがあり、食卓をにぎわしてくれます。数
 千円の収穫です。それに冬は、浜辺が夏に比べて汚れています。
 ボランティア活動の海岸清掃作業が行われていません。汚いとい
 うことは、漂着物が多く残っているということです。
  しかし、冬の浜辺は、厳しい所です。ビーチコーミングを楽し
 むには適していません。気候の穏やかな季節や天候に恵まれた日
 を選んで出かけるのが賢明でしょう。ビーチコーミングの目的に
 よって適した季節があるわけです。

Q3 ビーチコーミングを行うときに注意しなければならないこと
  はどんなことでしょう?


A 自然の怖さと自分の安全を十分に考慮して行うことにつきます。
 具体的には、次のようなことです。
・冬場、特にあれた天候の時は絶対浜に入らないこと。
・絶対にゴミ、タバコの吸い殻を浜に捨てないこと。
・医療廃棄物(注射器、注射針、薬瓶等)、軍事物等、危険な物も
 多数流れております。そういった危険物には絶対手をふれない。
・落ちている漁業用電球を踏まない、割らない。
・野犬に注意する。
・できるだけ一人で行かない。シーズン中はまだしも、閑散期は二
 人以上で行くのよいでしょう。
 また、出かけるときは誰かに連絡してから行きましょう。海では
 何が起こるかわかりませんから。
・最近、中国や朝鮮から劇薬(硫酸、硝酸、過酸化水素水)等の入
 ったポリタンクが流れ着いています。ポリタンクを見つけても決
 してさわらないように。
・漂着後に人為的なサイン(置き石等)のある物は、もう他人の物
 です。早い者順です。さわらないように。
・生物は拾わない:臭いし、腐る。写真に撮る程度にしましょう。
・最後にビーチコーミングは、しょせんゴミ拾いです。
 しっかりと楽しんでやることが大切でしょう。

<浜辺の散歩:ビーチコーミングサイト>
http://www22.freeweb.ne.jp/school/combing/