ハワイ旅行記


2001.2.9
鹿児島空港→伊丹空港→関西空港
関西空港(NH1058)21:00→ホノルル空港9日9:20 
日本とハワイの時差は19時間、日本時間に5時間足して、日本の1日前です。

ハプニング1 「モニターに選ばれる」
 ハワイに到着して入国審査、飛行機を降りるとき、100kg超の女性の入国管理官に1枚のパンフレットをもらった。
赤のペンで「SP」と書かれた英語のものだった。読んでみると「文句があるなら、アメリカ政府に電話をしろ」という内
容みたい。そして「ただ今、キャンペーン中」を理解した。もしかして、何かの懸賞にあたったかな?とかすかな期待の
うちに税関に着いた。
 たどたどしい日本語で「いま、選ばれたモニターの方の荷物をすべてチェックしています。協力してください」断る理由
もないので「OK」、そこで約15分、荷をすべてあけられて機内で食べ残したみかん1個を没収され、「薬は?」の質問。
出発前に風邪気味だったのでいっぱい差しだした。「NO、マヤク、カクセイザイ」、そんなものを持っているわけないだろ
うが。「NO、NO、NO」よ。
 とんだモニターに選ばれたものだ。そんなに人相悪いかな?ハワイの女性は男を見る目がないなぁ。

ハプニング2 「えひめ丸事故」
 ホテルに着いて、わざわざ持参したノートパソコンをインターネットに接続して海外での初メールチェック、ハンガリーから
「今、ホノルルは潜水艦の事故で大変だろう」のメール、ニュースサイトで確かめると「宇和島水産高校の実習船えひめ丸
が原子力潜水艦と衝突して、行方不明者あり」、そう言われれば、先ほど、ホノルルの港でえひめ丸が出港するのを見た
ような?あの船が・・・。絶句。
 次の日の新聞の1面に大きく取り上げられていた。これは、笑えないほんとのハプニング。ABCストアの店員が「あの子
達はこの店によく来ていた」という生々しい声に絶句。

 ハワイ初日は時差ぼけのため、ハワイで2番目に有名なロイヤルハワイアンホテル(ピンクのホテル:カメハメハ大王の
別荘だった)でぐっすりと休んだ。

       


2001.2.10
 ABCストア
 今回のハワイ旅行の目的だった結婚式出席が午後からだったので午前中は、のんびりとウインドウショッピング。
ABCストア(コンビニ)の多さに驚いた。交差点の四つ角にすべてあり、その距離は50m、日本のローソンやファミマどころの
騒ぎではない。食料品から衣類、お土産など何でもそろう。しかも日本語が通用語で外国という気がしない。バイアグラが女
性用・男性用共に39ドルで売られていた。
 
  

 教会での結婚式
 ホテルから車で40分ほどの所にある教会で式は行われた。日本の神前結婚式に比べるととてもスマートだった。あいにくの
曇り空で二人の将来を物語っているかのように思えたが、世界で4位のお嫁さんのウエディングドレス姿はさすがにその教会
の景色にマッチしてしていた。予想された報道陣の姿もなくデジカメとビデオカメラにしっかりと収めてきた。
(私しか持っていない貴重なデジカメ画像なのだ)

   

 結婚披露パーティ
 ホテルの1室を借り切ってのパーティ、参加者は16人。ウエディングケーキの入刀で始まり、両家の懇親を深めることができた。
日本のケーキは、入刀部分だけがケーキでほかは発泡スチロール、しかし、ハワイのケーキはすべてケーキだった。しかも、大味
でとても甘い。ケーキの処分(もちろん食する)に難儀したことは容易に想像できるだろう。最も苦しい夜朝昼だった。

  


2001.2.11
 ハワイは、この時期、雨季のなごりですっきりと晴れない日が続く。しかし、きょうは晴れた。あさ、朝食を済ませワイキキのビーチ
からダイヤモンドヘッドをきれいに見ることができた。

オリオリ
 ハワイは、JTBに支配されているのではないかと思えるほどその力は偉大である。日本からパックで来るならJTBに限るのでは
ないか。「オリオリ(ハワイで愉快.楽しいの意味)」という名のもとにトロリーバス、スニーカーバス(観光バス)すべてに無料乗り放題。
オリオリカード、オリオリフォン(携帯電話)などサービスはとても快適である。
 そこでオリオリスニーカーバスでハワイ観光、東オアフコースに出かけた。40人乗りバスに20人ほど(うちのグループ12名)でドラ
イバーのガイド付でフリーウェイを走り出した。日系3世のドライバーで日本語もある程度達者だった。気になったのは、運転中にガイド
を行うのだが、必ず片手でその方向を指しながら説明するのでハンドルは大丈夫?という感じだった。

JTBオリオリカード 

ハナウマ湾
 ハワイで最もお気に入りの場所になった海岸でダイヤモンドヘッドの裏側にある湾でサンゴ礁の中に熱帯魚が生息し、餌付けされ
ているかのように人間が近づいても逃げないで近寄ってくるところである。まるで水族館の水槽の中に入っているような気分でシュノ
ーケルが楽しめる。明日はここにポイントを絞って出かけるぞと決定した。映画「ブルー・ハワイ」の舞台としても有名。

 

ハロナ潮吹き穴
 海水の浸食によってできた岩穴が太平洋の荒波を豪快に吹き上げる。バスの中からクジラを発見、この沖16kmでえひめ丸の事故
が発生した。

 

シー・ライク・パーク
 イルカと泳いだり、遊んだりできるテーマパーク。1時間の停車時間では、不充分ということで次回に延期。

ヌウアヌ・パリ
 強風が吹く風の名所として知られている。カメハメハ大王が1795年にオアフ軍と最終戦を繰り広げ、後にハワイ統一に結びついた
古戦場。風が強くて、寒い。眼下にはゴルフ場が一望できる。途中、ハワイ出身の大相撲曙関の別荘2軒があった。この日、曙は、
帰省してバイクでツーリング中に転倒して50針ほど縫う大怪我をして、相撲協会に怒られた。

  

 約5時間のツアーだったが、ハワイのいろいろな顔を短時間に見ることができた。

 水槽のあるレストラン
 店内に大型の水槽を設置して泳ぐ魚を見ながら、魚料理を食べるレストランに出かけた。オリオリで予約したらサービスも最高。
ロブスターを中心に魚・かに・えび・貝のシーフードに大満足だった。水槽の中で魚に餌付けするお姉さんが、どんな魚よりきれいだった。


2001.2.12
 シュノーケルで海中散歩
 昨日の計画どおりにハナウマ湾でのシュノーケル遊泳、朝、9時に出発。入場料3ドルを払い、さっそく入水、ハワイといっても季節は
一応、冬で水は冷たい。勇気を出して泳ぎ始めた。
 透明の海とサンゴ礁、そして熱帯魚に大きな感動!泳いで近づいても逃げることなく寄ってくる50cmほどの魚と遊ぶこと30分、突然、
目の前を数百匹の魚の群れが通りすぎた。10cm位の平たい形の銀色の群れ、知る人ぞ知る「海物語」の魚群リーチどころの騒ぎでは
ない。めったに見ることのできない群れとの遭遇で120パーセントの満足を得て昼過ぎに引き上げた。

     

 突然のスコール
 日立のCMで有名な「この木、何の木、気になる木」を見に行った連中が、「すごいスコールに見舞われた」と言って帰ってきた。空は快晴。
そんな馬鹿なと思いながら「ナイキショップ」にショッピングに出かけた。店内には多くのスポーツ用品がならび、野球用品はかなり安い。
いくつか買って、帰ろうとすると突然のスコール。
 ゴルフ用の傘が3階の売り場から1階に移され、35ドルで次々に買われている。帰るに帰れず、思案のあげく、傘ではなく100ドルの
ウィンドブレーカー(撥水加工)を購入して、すぐに着て帰った。これが、大正解。傘は長すぎて日本に持って帰れそうになかったが、ウィン
ドブレーカーなら10年は着れる。全く濡れることなく無事、帰還できた。

 ハワイで食べるお好み焼き
 日本人の観光客の多いハワイでは、日本料理店も多い。最後の日の夜ということでロイヤルハワイアンショッピングセンター内のお好み
焼き屋さんに行った。日本でもあまり食べないので珍しかったせいか、おいしかった。
 昨日あたりから、ちょんまげを結った日本人を多く見かけていたが、大相撲の幕内力士の顔を次から次に見ることができた。あの髪型と
体格はよく目立つ。この店にも多くの力士がいた。お好み焼きを何枚食べるのだろうか?

 


ワイキキビーチからダイヤモンドヘッドを ウマハナ湾 Red-crested Cardinal (Paroaria coronata)
ロイヤルハワイアンホテル
ラビット島