青森 弘前 秋田


青森の夜と朝
 菊地氏と別れてホテル青森の窓から見渡すと、八甲田山系と新たに岩木山が見えた。
 カーシェアでハスラーを借りて青森市内に出かけた。グーグル先生に「近い、コインランドリーは?」と聞いた。
 3.5㎞のところを教えてくれた。右も左もわからない土地でカーナビを頼りに何とかたどり着いた。
 洗濯が終わって、青森はコインランドリーが他に比べて少ないのかな?と思いながらホテルに帰る途中の
 道に多くのコインランドリーを発見!Google先生が知らない店なのか、歩いて行ける場所にもあるではないか。
 ハスラーの快適な走りで、青森名産ホタテみそ焼き定食も味わえた。

 翌朝、ホテルの超豪華な朝食を済ませ、青森駅へ約2㎞を徒歩で向かった。
 通勤・通学時間帯で歩く人、自転車も多い。車はさほどでもない。
 街の中心部へ向かうので交差点ごとに信号機がある。
 この道幅なら必要ないと思える場所にも歩行者専用がある。
 その歩行者専用信号機を歩行者も自転車もしっかり守る。
 当たり前!なのだが、車は来ない。道幅5mほど、左右を確認して渡っても絶対に事故は起きない。
 それでも信号を守る自転車の高校生や大人の人々に変に?感動した。
 東北の人たちの真面目さや勤勉さは有名で震災時でも世界から大きく評価された。
 いわゆる「横着な」人が極端に少なく、ルールを守り、他人のことを思いやることができる。
 日本人の勤勉で真面目さのルーツは、東北にある
 
 青森駅で鉢植えのリンゴの木を見つけた。小さな果実がぶら下がっていた。
 青森から弘前へ向かった。沿線にリンゴ畑が広がっていた。岩木山が近づいてくる。


弘前公園
 昨年の夏、娘の友人(はるきゃ)が鹿児島に遊びに来た。聞くと弘前出身で青森や弘前の話をいろいろ聞いた。
 今回の旅を決める大きな理由の一つだった。
 弘前駅からワンコインバスで弘前市役所下車。追手門から入城した。気温30℃、歩くと少し汗ばむ。久しぶりの汗に感動!
 公園全体が桜の木でおおわれて、5月の連休のころに来るべき場所に間違いない。
 地元の人がうらやましい。
 ♪花びらが 散ったあとの 桜がとても 冷たくされる♪ことのない弘前公園

 汗を止めるために道すがらの喫茶店。ブレンドコーヒーとアップルパイを注文。コーヒー750円に一瞬ひるむ。
 値段不明のアップルパイにびびる。しかし入ってしまったから開き直り。パイ400円。
 店の雰囲気と味の良さにお値段以上の満足感を得た。本場のアップルパイ、絶対保証!
 

 

五能線
 弘前から秋田まで奥羽本線で2時間余り、急ぐ旅でもないので鉄道ファンには有名な五能線で5時間の旅をチョイス。
 五所川原から能代までローカル線だが、日本海と白神山地を同時に眺められるとして予約なしでは乗れないと聞いていた。
 ところが、乗車率2割程度でゆっくりできた。列車もいい、景色も食べ物もいい。
 肥後オレンジ鉄道のように食堂車を連結して運行するとか、JR東日本の営業努力が足りないのでは?

 日本海も白神山地も八郎潟の干拓地も素晴らしい眺めだが、田舎育ちにとっては、それほど特別なものではなかった。
 雪や紅葉の季節は最高に違いない。やはり、沿線のリンゴ畑の連続に一番の感動!
 夕日が広大な田んぼに沈む貴重な体験で秋田駅着。
 青いリンゴを 抱きしめたら 思い出が帰ってくるだろう 


秋田
 駅も通りも想像よりかなり都会風の街。道行く人の顔がいつもより高い位置にある。
 青森でも同じような感覚であったが、東北の人は平均的に背が高い。
 「色が黒くて、横ばいの小じっくい」(背が低くて横幅が広い)の鹿児島人を見ているので5cm以上高い。
 バスケットの町、能代など2m越えの高校生を見るけど、鹿児島には2mを超える人はいない。
 北方系か南方系かの人種の違い、DNAの違いがあるのだろう。
 
 稲庭うどん・きりたんぽの名物料理を注文してお酒を少々。
 言葉を聞くとさすがに秋田に来ていると実感する。みんなが標準語のように秋田弁をしゃべっている。
 小野小町風の秋田美人は、もう家で寝ている時間らしく見当たらない。夜はみんな美人。
 明朝に期待。朝早いからまだ寝ているか?
 ヤートセー コラ 秋田音頭です ハイ キタカサッサ ヨイサッサ コイナー ♪